第一種電気工事士は難しい?
合格率だけ見ると半数以上が受かります。それでも「難しい」と言われるのは、第二種から範囲が一段広がるからです。
第一種電気工事士は、学科・技能とも合格率がおおむね55〜60%台で、国家資格としては中程度の難易度です。第二種との差は主に高圧設備の扱いで、高圧受電設備・保護協調・シーケンス制御といった第二種には無い分野が加わります。難しさは1問の難易度より、この範囲の広がりに対応できるかにあります。
第二種より難しくなる3か所
難しさの正体は、増えた範囲にあります。
高圧受電設備が入る。
第二種には無い分野です。キュービクル・保護継電器・変圧器まわりが新たに問われます。
計算問題が重くなる。
三相回路・力率改善・短絡電流など、第二種より踏み込んだ計算が出ます。
課題の作業量が多い。
候補問題は事前公表されますが、KIP電線や高圧部の施工が加わり、時間内に終わらない人が出ます。
難易度を下げる進め方
第二種の知識をそのまま延長しようとすると、高圧分野で詰まります。まず高圧受電設備と保護協調を独立した単元として先に片付け、そのうえで計算問題に入ると、学科の負荷が大きく下がります。技能は候補問題が公表されるので、範囲は有限です。
合格を近づけるチェックリスト
- 高圧受電設備(キュービクル・保護継電器)は最初に独立して仕上げる。
- 計算問題は捨てず、三相回路と力率改善だけでも確実にする。
- 技能は公表された候補問題を全題、時間を計って通す。
- 免状には実務経験3年が要る。合格後の段取りも早めに確認する。
どの分野が多いか
「難しい」の中身は範囲の広さです。公開中の問題を分野別に数えると、どこに負荷が寄っているかが見えます。
第一種電気工事士の公開問題 1,010問を集計分野別の出題比率
頻出テーマ
- コンデンサ / オームの法則4問
- 三相交流 / 交流実効値4問
- 三相交流 / 電圧降下4問
- 低圧屋内配線4問
- 過電流継電器 / シーケンス制御4問
- 遮断器4問
- 電圧降下4問
- LED照明 / 変圧器3問
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よくある質問
第一種電気工事士は難しいですか?
学科・技能とも合格率は55〜60%台で、国家資格としては中程度です。ただし第二種にない高圧分野が加わるため、範囲は明確に広がります。
第二種とどれくらい違いますか?
高圧受電設備・保護協調・シーケンス制御などが新たに加わります。計算問題も第二種より踏み込んだ内容になります。
第二種を飛ばして受けられますか?
受験は可能です。第一種試験に受験資格はありません。ただし免状交付には実務経験が必要なため、多くの方は第二種から進みます。
独学でも合格できますか?
可能です。学科は範囲が決まっており、技能も候補問題が事前公表されるため、独学と相性のよい試験です。
出典:電気技術者試験センター(ECEE)。数値は目安であり、最新は公式情報をご確認ください。
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